お好み焼きソースの種類
美味しいお好み焼きを作る際に欠かせない存在となっているのが専用のソース類でしょう。もちろん普通のソースを使っても構わないのですが、お好み焼き用のソースには独特のツヤ感と粘度があるので、一度は試してもらいたいものです。
基本的には各種の野菜やナツメヤシなどによって甘みと辛味がバランスよく調合されていて、お好み焼きの味を更に引き立ててくれます。こうした専門ソースで有名なのは、ブルドックソースの子会社となる大阪市のイカリソースや、神戸市のオリバーソース、広島市のオタフクソースなどですが、名古屋市の大手カゴメでも展開しており、愛用者も非常に多くなっているようです。
また、各地でも独特の地ソースがあって、その地域の個性を活かした味として愛されています。
お好み焼き専門店でもこうした既製品は使いますが、各種のソース（ウスターソース、とんかつソース、辛口のどろソースなど）を独自に調合して差異化をしているお店もたくさんあります。
マヨネーズを上からかけるのもかなり定着してきています。実は古くからある従来の関西風お好み焼き店では、マヨネーズをかけたりすることはあまりなかったそうで、これはいつの間にか理由は定かではないのですが広まっていったとされています。
但し、広島や神戸では現在でもマヨネーズはあまり使用しておらず、同じ関西圏の中でもこうした地域別の嗜好の違いが出ています。こうした現象もお好み焼きが基本的に自由な料理だからでしょう。